電気柵の漏電箇所が発見できない!!
「電気柵の漏電箇所がどうしてもわからない」と相談されることがあります。
その場合のほとんどが、金網フェンスと電気柵の融合柵。
調査の方法を説明しながら現場を歩くと、漏電箇所を発見しました。
出入口で門扉が稼働するため、ケーブルが劣化し切れてしまい、門扉(鉄)に触れて漏電していました。
鋼材に触れて漏電すると、大きな漏電になるため、電圧は、限りなく0kVに近くなります。
下の写真のように、門扉が開閉した際に、ケーブルの接続部に負荷がかからないよう修繕しました。
こちらの地域では、延長距離2km以上ある場所で、山際の歩きづらい場所に電気柵を設置しています。
そのため、漏電していても場所を発見することが一苦労とのことでした。
そこで、「電気柵用のスイッチの設置」をご提案させていただきました。
門扉が数か所ありましたので、門扉部にスイッチを設け、スイッチをオフにすると、その先には電気が流れなくなります。
管理する際は、電気柵本体から一番離れた箇所のスイッチをオフにして、漏電箇所はスイッチより先なのか手前なのかがわかります。
スイッチをオフにしても電圧が上がらないようであれば、手前のスイッチをオフにして電圧を確認します。
そこで電圧が戻った場合は、電気柵本体からそこまでの間で漏電していることがわかりますので、無駄に歩いて時間を費やすことがなくなります。
※電気柵のスイッチは高電圧を遮断する電気柵用のスイッチを使用しますのでご注意ください。
ガラガースイッチはこちらからご購入いただけます
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あと電気柵を修繕する際に、電気ショックを受けないために電気柵の電気をオフにする必要があります。
広域柵の場合はこれがまた大変です。本体やスイッチまで距離がある場合のテクニック。
「必殺!電気柵強制漏電の術。」です。
修繕する箇所よりも上手側(電気柵本体がある側)に、リードコネクターを使い、電気柵のワイヤーとフェンスまたは支柱(鉄)を繋ぐ。
テスターで電圧を測定し確認。パワーの強い電気柵の場合は十分に下がらない場合があります。
その場合は、リードコネクターを追加してさらに強制漏電させます。
リードコネクターはこちらからご購入いただけます
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ぜひ今後の電気柵の維持管理にご参考いただきご活用ください。
電気柵の管理に関して、お困りのことがございましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。