サルを撃退! 長野式電気柵を設置!
最近サル被害でお困りではないでしょうか、お勧めは「長野式電気柵」。
長野式電気柵は、サルを対象にした低コストで簡単な電気柵の設置法です。
(小動物やイノシシにも効果があります。)
設置しながら写真を撮っておきましたので、簡単にご説明させて頂きます。
【1】まずコーナー部に樹脂ポールをたて、MP碍子を取り付けます。(下段3個、上段3個)
ゲート部には、MP碍子にゲートアンカーを取り付けて、ゲートの受けを作ります。
【2】ホワイトワイヤーを1段張り、直線部にグラファイポールをたてます。
【3】グラファイポールに、突出しクリップとクイッククリップを付け、ワイヤーを通します。
(下段は突出しクリップ3個、上段は突出しクリップ1個、クイッククリップ2個)
※「突出しクリップ」は、ネットとワイヤーの間に空間ができ、柵が立体的になることで、防除効果がとても高くなります。
【4】他の段数すべてのワイヤーを張ります。
【5】つぎにアニマルネット(高さ1500mm)を電気柵の支柱の内側から張ります。
樹脂ポールには、リピートタイを使用すると後で簡単に取り外しができて便利です。
グラファイポールには、トンネルパッカーで3か所固定するだけでOKです。
ネットのロープをポールに縛ることで、緊張がかかりきれいに張ることができます。
【6】ワイヤー同士とネットの間隔を保持するため、コードキャッチャーを取り付けます。
完成まであと少しです。
【7】ゲートハンドルを取り付け、出入口を作ります。危険表示板も必ず取り付けましょう。
【8】サルが登らないようにポールにワイヤーを巻き付けてアースを作ります。
プラス線には触れないように注意。下段はすべてプラス、上段は真ん中がマイナス(アース)になっています。
こうすることでサルがポールに登りながらプラス線に触れることで電気ショックを受けるようになります。
※最上段をマイナス(アース)でも良いと考えています。最上段をマイナスにすると、配線が簡素になります。
【9】あとは本体を設置して完了です。想像以上に簡単だったと、農家さんも大満足!!
今回の電気柵パワーユニットは、ガラガーミニソーラーS16です。
頑丈でコンパクト、パワーも十分なソーラーバッテリー内蔵の最新機種です。
長野式電気柵の設置法、いかがでしたでしょうか?
電気柵設置研修会もお受けしておりますので、ご希望ございましたら弊社までご連絡ください。
電気柵のみで設置する場合は、8段張りを推奨しています。ご参考ください。