地域施工の広域電気柵の調査
ある地域が広域に施工した電気柵で、
「どうしても電圧が上がらない、機械のパワーが弱いんじゃないか?」
「機械が壊れているんじゃないか?」「草刈りは、やっている」
ということで、現地調査をさせて頂きました。
電圧を確認すると確かに低めです。末端では2000V未満。
これは確かにおかしいです。まずフェンスと電気柵本体の接続を外し、本体の出力電圧を測定します。不具合が無いことを確認しました。確かに電気柵のワイヤーの劣化もありますが、歩いて現場を見ていきます。
スマートフィックスで漏電を確認しながら、歩いていくと、、。
ありました!トタン板が電気柵のワイヤーに接触している箇所が!
よく見ていくとあるものなんですよね。これで末端部を測定すると6000Vしっかり測定できました!
次に別の場所を確認します。電気柵に沿って歩いていくと、、。草がボーボー。
ワイヤーが地面に垂れ下がっている。
ぐわっ これはひどい 倒木です!
長距離の電気柵は維持管理しやすいように、途中途中にガラガースイッチを設け、区間わけをして
管理していくと便利です。
獣害対策のための電気柵設置ですので、対象動物にあわせて、高さをしっかり調整しておかないと、せっかく設置しても、イノシシに潜られて侵入されてしまいます。こちらの地域でも場所によって、高さが40cm以上の場所があり、そこにはしっかりイノシシの侵入跡と掘り起こした後がありました。
しっかり設置、管理をしていると十分な効果を期待できる電気柵です。
昨今は農作物の被害だけでなく、民家まで下りてきて、人への被害が多くなっています。
問題が起きる前に、地域でしっかり維持管理していくことは非常に大切なことと思います。
弊社では、電気柵の電圧を現場に行かなくてもスマホやパソコンで確認できる、電気柵監視システム「エフモスジュニア」を開発、販売しております。合わせて維持管理の参考にしてみてください。
電気柵の維持管理や方法など、お気軽にお問い合わせください。