山歩きは大変!自動撮影カメラのメンテナンス
今年も山中に設置してある野生動物の生態調査用の自動撮影カメラのメンテナンスをしてきました。
以前のブログでも紹介していますが、年に4回の恒例業務です。
自動撮影カメラの詳細はこちらから
同じ場所でも季節によって様変わりしてしまうのが山の中の特徴の一つだと思います。
今回のメンテナンスでは、大雨による影響なのか倒木や土砂崩れがいたるところにあり、以前の目印が全然見つけられず、GPSを頼りに獣道を探して現場に向かいました。
場所によっては左右が崖崩れで落ちてしまい、道幅が1mほどしかない道があり、年々幅がせまくなっているそうです。
また、急な斜面を登って行かなければ辿りつけない場所もあって山歩きの大変さを思い知らされます。
メンテナンスは、時刻、画角、撮影設定、電池残量のチェックをし、正常に動くか動作確認を行います。
撮影された画像データをまとめて野生動物の密度推定や管理対策に役立っています。
傾斜地などで斜度があるところは、画角の調整が難しく落ちている枝などを使って工夫して調整しています。
今回のメンテナンスでは使用しませんでしたが、樹木に取り付ける場合、画角の調整に便利なアイテムは「ダイレクトカメラブラケット」です。
水平角最大60°(樹木に対してネジを垂直にした状態)、傾斜角最大180°と調整幅が大きく、高い位置からカメラを下向きに設置する用途に適していますので、樹木に取り付ける際はお勧めです。
設置場所に向かう道中、動物のフンを発見。
これはおそらく、イノシシのフンに違いない!
かなり黒光りしていたので、出したてホヤホヤでしょうか。
このような動物のフンからでもその動物の種類や何を食べているかなどの生態環境が特定できるらしいですが、現代の科学ってすごいですね。
今回は野生動物の生態調査用に自動撮影カメラを使用していますが、自動撮影カメラは他にもさまざまな用途で使用されています。下記のブログは一部の用途を紹介したものです。ご興味があれば見てみてください。
自動撮影カメラ関連ブログ
・「畑のフクロウを激写!」
・「コゲラのドラミング」
・「自動撮影カメラのメンテナンス業務」
・「天井裏のハクビシン」
・「天井裏のハクビシン2」
・「貯水池を遠隔監視!! ハイクカムLT4Gが便利!」