地域で設置した広域電気柵の維持管理に苦労されていませんか?
地域で設置した広域電気柵の維持管理に苦労されていませんか?
「広域電気柵の電圧が上がらない」
「漏電箇所がわからない」
「電圧測定に行くのが大変」など、
また今回の豪雨で電気柵の被害も多くあるのではないかと思います。
広域電気柵の維持管理のポイントや復旧方法など紹介させていただきます。
「電気柵の電圧が上がらない、機械が壊れているみたいだ」といった
問い合わせがとても多いのですが、まずは機器が壊れているか確認してみましょう。
方法は簡単です。まず電気柵の機器からフェンスとアースに繋がるケーブルを全て外します。
そして写真のように専用のテスター(デジタルボルトメーターなど)でプラス(赤端子)と
マイナス(緑端子)にあてて点検を行います。
正常な電圧の数値が出ていれば機器は正常です。
次にアースの確認を行います。
電気柵のアースはとても重要で、アースが設置不良だと機器が正常でも電圧が上がらないのです。
アースがしっかり繋がっているか確認します。
それでも電圧が上がらない時は、「漏電が考えられます。」
下の写真は、ある地域の電気柵です。漏電している箇所わかりますか?
そうです碍子からワイヤーが外れてボルトに触れています。
電気柵は鉄に触れると大きな漏電になり、触っても電気ショックを受けなくなってしまいます。
「漏電箇所がわからない!」
この場所は地域の方から、漏電箇所が見つからないとご相談を受けて調査させていただきましたが、容易に発見することが出来ました。
方法は簡単で、漏電の方向を導いてくれる「フォルトファインダー」を使用します。
「フォルトファインダー」は、漏電の方向を矢印で表示し、漏電量も数値で表示されるので、どの程度の漏電なのかもある程度わかります。
他にも依頼を受けて確認した漏電の事例です。
電気柵の末端で小屋と電気柵の隙間にあてたトタン板が、電気柵に触れていました。
(この柱は、通常の木材とは異なるパーマネントポストという絶縁木です。通常の木材は碍子を使用してください。)
電気柵は鉄に触れると一気に漏電してしまいます。施工や修繕を行う際は十分な注意が必要です。
こういった碍子は動いてしまう事があるので、ビスなどでしっかり固定することをお勧めします。
ゲートハンドルが鉄パイプに触れていました。共有で利用する出入口は、受け側を誰でもわかる様にしておくことが大切です。 受け部にお勧めはゲートアンカー
「電圧測定に行くのが大変!」
それなら地域の電気柵の管理が容易になる便利な商品を紹介です!
「ライブライト」
電気柵の通電状況をLED点滅で知らせます。
遠くからでもフェンスに高電圧が流れていることが確認できます。
「電気柵監視システム エフモスジュニア」
エフモスジュニアは電気柵の電圧をいつでもパソコンやスマホで確認できるため、
現地へ行く手間を省き、最新の状況を皆で共有し、異常時の対策も容易に行うことが出来ます。
豪雨や台風などの後は、土砂崩れや倒木などで電気柵が大きな被害を受けていることがありますので、見回りには十分にご注意下さい。
電気柵の維持管理など、ご質問などお気軽にお問い合わせください。